L.ドナルド8位タイ好発進! R.マキロイは100位タイ出遅れ…
2012年5月25日(金)午前8:13
世界ランクトップ2の戦いは明暗を分けた。
欧州ツアーのBMW PGA選手権(英国、ウェントワースC)は現地時間24日、第1ラウンドの競技を終了。6アンダー66で首位を並走するデビッド・ドライズデイル(スコットランド)とピーター・ローリー(アイルランド)の2人から2打差以内に20人がひしめく大混戦となっているが、ここに世界ランクNo.2のルーク・ドナルド(英)もしっかりとつけている。
No.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)と毎週のように王座を奪い合っているドナルドは、6バーディ、2ボギーの4アンダー68でラウンドし、首位に2打差の8位タイで追走。勝てば再びNo.1の座につける重要な一戦で、きっちりと優勝が狙える位置で初日を終えた。
一方、マキロイはドナルドとは対照的に出遅れた。出だしの2番でボギーを叩くも、4番イーグル、7番バーディで2アンダーとしたところまでは良かったが、8番からの5ホールで4つスコアを落として完全に勢いを失った。結局この日のマキロイはバーディが欲しいホールで思うようなショットが打てず、思わずクラブを放り投げる一幕もあったほどフラストレーションの溜まる内容で、1イーグル、3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74。大事な初日を終えてまさかの100位タイに沈んだ。
「本当に残念。良いプレーが出来ている感じなのにスコアにならない。スタート前には3アンダーか4アンダーでプレーするつもりだった。でもグリーンの速さに苦しんだよ」と、渋い表情でコースをあとにしたマキロイ。7か月ぶりの欧州ツアー出場だが、2日目に巻き返さないと予選落ちすら危ぶまれる状況に追い込まれた。
首位に1打差の3位グループにつけたジャスティン・ローズ(英)は、めまいが酷くて棄権も考えたほど体調が悪かったというが、いざスタートすると6バーディ、1ボギーで5アンダー67をマーク。今季は世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのキャデラック選手権で優勝しているが、欧州では2007年のボルボマスターズ以来優勝から遠ざかっているだけに、なんとしてもこのまま好調さを維持したいところだ。
その他の主な選手は、アーニー・エルス(南ア)がドナルドと並ぶ8位タイ。世界ランクNo.3のリー・ウェストウッド(英)は2アンダー70でホセ・マリア・オラサバル(スペイン)らと並び33位タイにつけている。