国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメントは25日、新潟県のヨネックスカントリークラブで開幕する。舞台となる新潟県出身の若林舞衣子が今季2勝目を狙う。

　若林は大会を主催するヨネックスと所属契約を結んでおり、地元大会をホステスプロとして迎える今大会にかける思いは強い。昨年末から岡本綾子に師事し、早速、4月の西陣レディスクラシックで3年半ぶりツアー優勝を遂げるなど上り調子の若林。ホステスプロとして重圧はかかるが、なんとしても地元で今季2勝目となる勝利を飾りたいところだ。若林は、初日を2009年の賞金女王である横峯さくらと、昨季の日本女子オープンゴルフ選手権競技を制した馬場ゆかりとプレーすることが決まっている。

　また、復活優勝に手が届きそうな気配を漂わせている原江里菜にも注目だ。原は2008年、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントを制して賞金ランキング10位に食い込むなど、一躍トッププレーヤーの仲間入りを果たした。ところがその後スランプに陥り、2010年、2011年とシード落ちを経験。しかし今季は昨年末に行われたクォリファイングトーナメント（QT）を通過しての出場ながら、11試合に出場してトップ10入り5回と好調だ。再びトッププロの座に返り咲くために、そろそろ勝利の美酒を味わいたいところだ。

　他にディフェンディング・チャンピオンの茂木宏美、3年連続賞金女王タイトルに向けて突っ走るアン・ソンジュ（韓）、笠りつ子、有村智恵ら好調の面々も参戦し激戦を繰り広げる。