国内女子ツアー、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは20日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位でスタートした李知姫（韓）が5アンダー67で回り、大会レコードとなる通算16アンダーまでスコアを伸ばして今季2勝目を飾った。初日から首位の座をキープしての完全優勝だった。3打差の単独2位に森田理香子、通算12アンダー単独3位に全美貞（韓）が入った。前日16位タイの有村智恵は通算7アンダーで9位タイで終戦している。

　後続に3打差の単独トップでスタートした李は、序盤の4番でボギーを叩くも8番、9番の連続バーディで調子を取り戻し、後半の12番から怒涛の4連続バーディを奪取。その後はパーセーブを続け、2位以下に3打差をつけて完全V達成。3月のTポイントレディス ゴルフトーナメントに続く今季2勝目、ツアー通算17勝目を挙げている。

　この日3位タイでスタートした森田は前半4バーディ、2ボギーのラウンドで2つスコアを伸ばす。後半も勢いは衰えず、4バーディ、ノーボギーで回って6アンダー66。通算13アンダーとして、今季自己最高の単独2位でフィニッシュした。

　今季2勝目を狙っ有村はこの日、出だし2ホール連続バーディで幸先の良い滑り出しを見せると、4番、9番でもバーディを重ねて4アンダーでハーフターン。後半は1つスコアを伸ばすにとどまったものの、4アンダー67をマークしてトップ10に食い込んだ。

　その他上位陣は、通算9アンダー4位タイに笠りつ子、吉田弓美子の2人。ディフェンディング・チャンピオンの野村敏京は5連続バーディを奪うなど8アンダー64をマークして通算8アンダーで佐伯三貴、アン・ソンジュ（韓）と共に6位タイに入った。有村と同じ9位タイには服部真夕、原江里菜、アマチュアの比嘉真美子ら、上田桃子は通算3アンダー20位タイで3日間の競技を終えている。