A.ベラスコ首位発進! 2003年大会覇者B.ドレッジは出遅れ
2012年5月11日(金)午前8:13
欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープン(ポルトガル、サント・デ・セラ)は現地時間10日、第1ラウンドの競技を終了。8アンダー64をマークしたアルバロ・ベラスコ(スペイン)が、トミー・フリートウッド(英)ら6人の2位グループに2打差をつけ単独首位に立った。同大会は米男子ツアーの“準メジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権と同週開催でトッププレーヤーの出場が少ないこともあり、チャレンジツアーの面々が大挙して参戦している。
ベラスコは一昨年のチャレンジツアー賞金王だが、その資格でプレーした昨季のレギュラーツアーでは賞金ランキング127位でシード権が取れなかった。そのため、今年は限られた試合の中で再びシード権を獲得しようと必死のプレーを続けている。「一日中安定していた。バーディチャンスもたくさんあったし、パットが凄く良くてその多くを入れることができた」と振り返る最高のラウンド。チャレンジツアーでは2勝しているが、30歳でのレギュラーツアー初優勝を狙う。
2打差でベラスコを追いかけるフリートウッドは、昨季のチャレンジツアー賞金王。先週のレアル・セグロス・オープン・デ・エスパーニャでは初日に『80』の大叩きを演じ落ち込んでいたが、今大会の初日は「ストレスのないラウンドだったよ」と満面の笑みで振り返った。21歳の新鋭が明日以降もこの調子を持続できるかに注目が集まる。
また、同じサント・デ・セラでトーナメントが行われた2003年大会の3日目に『60』を叩き出して優勝したブラッドリー・ドレッジ(ウェールズ)は、イーブンパー72にとどまり首位に8打差の82位タイと出遅れている。