崖っぷちのO.ウィルソンが単独トップ浮上
2012年5月12日(土)午前8:11
ライダーカップ出場経験がありながら、昨年シード落ちを喫し崖っぷちの戦いを続けているオリバー・ウィルソン(英)が2日間ノーボギーの完璧な内容で単独トップに躍り出た。
欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープン(ポルトガル、サント・デ・セラ)は現地時間11日、第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイ発進のウィルソンは2日目も安定したゴルフで7バーディ、ノーボギーの7アンダー65をマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばしてトーナメントをリードした。
1打差の2位タイにジョアキム・ラガーグランとマグナス・A・カールソンのスウェーデンコンビとアンディ・サリバン(英)がつけたが、初日トップのアルバロ・ベラスコ(スペイン)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算8アンダー10位タイに後退している。
首位に立ったウィルソンはツアー未勝利ながら2009年に賞金ランク7位に入るなどトッププロの仲間入りを果たしていた。ところが昨年の同ランクは130位でシード圏外。今季は8試合に出場しているが、うち6試合は主催者推薦で目下賞金ランク175位に低迷している。
「良いプレーが出来て良かった。2日間ノーボギーなのが、いかに良いプレーをしているかの証拠。これでもまだ2メートル弱のチャンスを3回外しているのでショットの状態が非常に良いということ。コースは難しいし、まだ先は長いけれど出来るだけバーディを量産したい。我慢強いゴルフを心がけたい」と31歳のウィルソン。これまでツアーで9度2位(タイを含む)に入っているウィルソンが目指すのは優勝の二文字、今度こそ“万年2位”を脱却したいところだ。