R.サントス、トーナメント記録で大逆転ツアー初V!
2012年5月14日(月)午前7:21
地元出身の29歳リカルド・サントス(ポルトガル)が、トーナメントレコードを叩き出し大逆転で嬉しいツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープン(ポルトガル、サント・デ・セラ)は現地時間13日、最終ラウンドの競技を終了。前日3位タイにつけていたサントスはこの日、上がり3連続を含む9バーディを奪って9アンダー63と爆発。今大会の最少スコア記録を更新する通算22アンダーで勝利をものにした。
これ以上ない展開だった。前日後続に3打差をつけ単独トップからスタートしたカルロス・デル モラル(スペイン)が9番でトリプルボギーを叩くなどして自滅。その間隙を縫って昨年チャレンジツアー(下部ツアー)を卒業し、今季からメジャーツアーに昇格したばかりのサントスが次々とバーディを決め、ノーボギーの完璧なゴルフで地元ギャラリーの熱狂を誘う。するとあれよあれよという間に、単独2位に入ったマグナス・A・カールソン(スウェーデン)に4ストロークの大差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。
今大会で地元ポルトガル勢が優勝するのは初めてとあってサントスは「初優勝を自分の故郷で飾れるなんて本当に特別な気分。感情が溢れて何と言って良いのかわからない」と感激に言葉を詰まらせた。
その他上位陣は、通算17アンダー単独3位にアンドレアス・ハルト(デンマーク)が食い込み、通算16アンダー4位タイにデル モラルの他、第2ラウンドのトーナメントリーダー、オリバー・ウィルソン(英)ら5人が入っている。