国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは28日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進の宮里藍はスコアを3つ落として通算イーブンパー6位タイに順位を下げた。前日のトーナメントリーダーのひとりテレサ・ルー（台）は通算3アンダーでイ・ナリ（韓）と並び首位の座をキープしている。

　今季国内初出場の宮里は前日3アンダー69の好スコアで回り最高のスタートを切ったが、この日は一転スコアメイクに苦しんだ。序盤こそパーキープを続けていたものの、6番でボギーを先行させると続く7番でもボギー。前半最後の9番でもボギーを叩いて3オーバーで折り返す。後半は出だしの10番でバーディを奪い盛り返すかと思われたが、17番までパープレー。さらに最終18番でボギーを叩いて3オーバー75でホールアウトした。それでも首位とは3打差。東北高校3年だった2003年大会でアマチュアながら優勝を飾った思い出の地で再び勝利をつかむべく、残り18ホールで巻き返しを狙う。

　また、この日首位に2打差の3位タイと好位置から出た横峯さくらも苦戦した。前半を1バーディ、3ボギーで回りリーダーボードを後退すると、後半は1バーディ、4ボギーとさらにスコアを崩して5オーバー77。上原彩子、不動裕理らと並ぶ通算4オーバー23位タイに順位を落とした。

　現在賞金ランキング首位でディフェンディング・チャンピオンの森田理香子は1バーディ、2ボギーの1オーバー73でラウンドし、通算2オーバー13位タイ。宮里と共に米ツアーで戦う上田桃子も1オーバー73でプレーして13位タイで最終日を迎える。

　その他上位陣は、首位に1打差の単独3位にこの日のベストスコア6アンダー66をマークしたリ・エスド（韓）。さらに1打差の4位タイに藤田幸希と穴井詩、宮里と並ぶ通算イーブンパー6位タイに馬場ゆかりがつけ、通算1オーバー8位タイに佐伯三貴、服部真夕ら実力者が名を連ねている。

　このほか、前日3位タイの比嘉真美子は6つスコアを落として通算5オーバー29位タイに後退。有村智恵は4オーバー76を叩いて通算6オーバー38位タイで辛くも予選通過を果たした。一方、今季3勝を挙げ賞金ランク3位につける吉田弓美子が通算10オーバー66位タイ、宮里と同じ東北高校出身の木戸愛が通算12オーバー79位タイで決勝ラウンド進出を逃している。