F.モリナリ逆転で欧州ツアー3勝目! M.マナセロは7位タイ
2012年5月7日(月)午前9:04
モリナリ兄弟の弟フランセスコ(伊)が大逆転でツアー通算3勝目を達成した。
最終日の翌日が地元の星・故セベ・バレステロス(スペイン)の一周忌にあたる欧州ツアー、レアル・セグロス・オープン・デ・エスパーニャ(スペイン、レアルクラブ・デ・ゴルフ・デ・セビラ)は現地時間6日、最終ラウンドの競技を終了。前日6位タイにつけていたモリナリが、ノーボギーの7アンダー65をマークし通算8アンダーで優勝を飾った。
3打差の2位タイにアルハンドロ・カニサレス(スペイン)、パブロ・ララサバル(スペイン)の地元勢に加えソレン・ケルドセン(デンマーク)が入り、セベをリスペクトしてやまない19歳のマッテオ・マナセロ(伊)が通算2アンダー7位タイ。前日トップのサイモン・ダイソン(英)は最終日に4オーバー76と崩れ、通算1アンダー12位タイに終わっている。
上位陣がスコアを伸ばせず目まぐるしくトップが入れ替わり、誰が勝つか全く予想出来ない展開の中、ノーボギーの快調なゴルフで混戦を抜け出したのがモリナリだった。「調子は良かったので、パットが入ってくれれば上位に食い込めると思っていた」というが、上位どころか堂々の逆転V。「上位のスコアが伸びないで欲しいと思っていたら全くその通りになった」と思い描いたシナリオ通りの優勝に笑いが止まらなかった。
思えば1年半前リー・ウェストウッド(英)を破って、上海で行われたWGC-HSBCチャンピオンズで優勝したとき世界ランク14位まで浮上したモリナリだが、現在は46位とトップ50陥落寸前だった。しかしこの勝利でトップ30圏内に浮上することが確実。イタリアゴルフ界を引っ張るのはやはりこの人をおいて他にいない。