B.ウィースバーガー5打差圧勝 欧州ツアー初V達成
2012年4月29日(日)午後7:10
欧州ツアー本格参戦2年目の26歳ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)が、後続に5ストロークの大差をつけ記念すべき初優勝を飾った。
欧州、アジア両ツアー共催のバランタインズ選手権(韓国、ブラックストーンGC)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了。初日の14番ホール以降ノーボギーの完璧な内容で通算18アンダーまでスコアを伸ばしたウィースバーガーが、危なげなくツアー初Vを達成した。
並み居る強豪を抑え5打差の単独首位からスタートした最終日、ウィースバーガーは優勝争いのプレッシャーをものともせず前半を1アンダー35で折り返すと、勝負どころの上がり4ホールで3つのバーディを奪い4アンダー68をマーク。7アンダー65のチャージで猛追したリッチー・ラムゼイ(スコットランド/単独2位)に5打差をつけ圧勝すると「とにかく楽しみたいと思ってプレーした。この3ラウンド(2日目から最終日まで)は生涯最高のゴルフが出来た」と納得の笑顔で初Vを喜んだ。
「中盤、緊張して体が硬くなったけれど、楽しもうと思ってプレーした終盤はリラックス出来た」という26歳は、この勝利で世界ランク170位からトップ100圏内に浮上することが濃厚に。また、欧州ツアーでは今季6人目の初優勝者の誕生となった。
その他上位陣は、通算11アンダー3位タイに初日のトーナメントリーダー、ビクトル・ドゥブイソン(仏)と2010年大会覇者のマーカス・フレイザー(豪)が入り、通算10アンダー5位タイにベテランのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)とアンソニー・ウォール(英)の2人がつけた。2日目に崩れてリーダーボードを急降下したアダム・スコット(豪)は、最終日に7アンダー65と盛り返し、通算8アンダーで前日の35位タイから12位タイに浮上し4日間の競技を終えている。
また、イアン・ポルター(英)とY・E・ヤン(韓)が通算7アンダー15位タイ、昨季の日本ツアー賞金王べ・サンムン(韓)は通算6アンダー20位タイにとどまった。尚、日本勢は片岡大育が予選落ち、平塚哲二はリタイアしている。