B.グレイス、母国の先輩E.エルスに肩を並べるシーズン3勝目!
2012年4月23日(月)午前9:23
欧州ツアールーキーのブランデン・グレイス(南ア)が、母国の偉大な先輩に肩を並べるシーズン3勝目を挙げた。
現地時間22日に行われたワンアジアツアーと共催の欧州ツアー、ボルボ中国オープン最終ラウンド(中国、ビンハイレイクGC)。後続に3打差の単独トップからスタートしたグレイスが4バーディ、1ボギーの安定した内容で3アンダー69をマークし、通算21アンダーまでスコアを伸ばし連覇を狙ったニコラス・コルサーツ(ベルギー)を振り切ってアジアでの初勝利を記録した。
「今日は凄く落ち着いてゴルフが出来た。まだ5月にもなっていないのにすでに(欧州ツアーで)3勝を挙げられたなんて、本当に信じられない」と感無量の様子だったグレイス。今季はすでに母国の南アフリカで行われた大会で2試合連続優勝を達成しているが、ルーキーがシーズン3勝を挙げるのは史上2人目の快挙。また、南ア勢でシーズン3勝を挙げたのはアーニー・エルス(南ア)とレティーフ・グーセン(南ア)の2人の偉大な先輩たちのみだ。しかしエルスやグーセンもルーキーイヤーにはこれほどの勝ち星を挙げておらず、グレイスは母国の歴史に新たなページを記したことになる。
昨年末のQスクール(プロテスト)に合格したばかりの23歳は「こんなにとんとん拍子に行くとは思っていなかったけれど、これで目の前の扉がまた開けた気がする。もっと勝って、メジャーにも出て、世界に自分の名を知らしめたい」と壮大な抱負を口にした。
その他上位陣は3打差の単独2位にコルサーツ。通算17アンダー単独3位にリチャード・フィンチ(英)が食い込み、通算16アンダー4位タイにビクトル・ドゥブイソン(仏)、ジョージ・コージー(南ア)が入っている。また、最終ラウンドに7アンダー65と爆発したマスターズ3位タイのピーター・ハンソン(スウェーデン)が、通算13アンダーとして前日の37位タイから14位タイに順位を上げて4日間の競技を終了した。
尚、日本勢唯一出場の平塚哲二は予選で姿を消している。