国内女子ツアーで若い力が炸裂する。

　同ツアーのシーズン第9戦 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントは2日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に開幕。今週の目玉は、2週前のKKT杯バンテリンレディスオープンで15歳293日でツアー史上最年少優勝を果たした勝みなみだ。優勝以降、初のツアー出場とあって、かつての宮里藍や石川遼を彷彿とさせるたくさんの取材陣が殺到。大会側にうれしい悲鳴を上げさせている。

　大会初日は、現在賞金ランキングトップで、KKT杯でも優勝争いを繰り広げたイ・ボミ＆今季から日本ツアーを主戦の場を移した申ジエの実力派韓国勢と同組となった。次週に控えた今季公式戦初戦のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ（8?11日／茨城県、茨城ゴルフ倶楽部 西コース）出場も表明しており、注目度は日に日に高まっている。

　今大会には勝を含めてアマチュア4人がエントリー。同じナショナルチームに在籍する森田遥＆永井花奈と、元ナショナルチームですでに高校を卒業しプロ転向の準備を始めている堀琴音も、勝の優勝に刺激を受けスキあらばプロたちを倒そうと爪を研いでいる。

　ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらは、先月22日にメンタルトレーナーの森川陽太郎氏と入籍したばかり。新婚初戦だった前週のフジサンケイレディスクラシックでは残念ながら予選落ちしたが、ここは昨年1年11か月ぶりの復活優勝を飾ったゲンのいい大会だ。コースが昨年までの東コースから西コースに変わったが、良いイメージを抱いて連覇に挑む。

　尚、昨季賞金女王の森田理香子は、急性胃腸炎のため大会を欠場することが発表された。