国内女子ツアーの今季第14戦ヨネックスレディスゴルフトーナメントは7日、新潟県のヨネックスカントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を 行った。今季ここまで2勝を含むトップ10入り7回と好調の佐伯三貴が、バーディラッシュ（7バーディ、1ボギー、1ダブルボギー）を披露。4アンダー 68で回り、トーナメントリーダーのベテラン表純子に1打差の2位タイと好発進を切った。

　アウトスタートの佐伯はこの日、2アンダーで ハーフターンすると10番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて後退。それでも直後の11番でバーディを奪い返すと、圧巻だったのは上がり3ホールだった。 151ヤードのショートホール16番でのバーディを皮切りに、そこから3連続バーディでフィニッシュ。一気にリーダーボードを駆け上がり、首位から1打差の 好位置を確保した。

　昨季終了後に首のヘルニア手術を受け回復が心配されたものの、4月のKKT杯バンテリンレディスオープンとフジサンケイレディスクラシックを連勝した佐伯。その勢いのまま、今大会でも優勝争いの中核を担っており、自身初の賞金女王へ向けてここで白星を加えたい。

　 その他、佐伯と同じ2位タイに一ノ瀬優希、葉莉英（中）、城間絵梨、福田裕子がつけ、今大会優勝経験のある馬場ゆかりと全美貞（韓）、服部真夕らが3アン ダー69で7位タイ。また、2アンダー70でホールアウトした笠りつ子は大山志保、諸見里しのぶ、北田瑠衣、堀奈津佳ら実力者と同じ13位タイに続いてい る。

　なお、佐伯と同じく今季2勝を挙げ、賞金ランキングをリードする森田理香子は、18番でイーグルをマークしたが、イーブンパー72とスコアを伸ばせず、大会ホステスの若林舞衣子と並ぶ34位タイとやや出遅れた。