アクシネット社の御曹司が単独トップ浮上! 地元勢苦戦
2013年4月20日(土)午前10:09
タイトリストを抱えるゴルフ用具メーカー大手アクシネット社の御曹司、ピーター・ユーライン(米)が、欧州ツアー初優勝に向け絶好のポジションをキープした。
現地時間19日に行われた同ツアーのオープン・デ・エスパーニャ(スペイン、パラドール・デ・エル・サレル)第2ラウンド。12位タイからスタートしたユーラインは6バーディ、2ボギーの4アンダー68をマークし、通算6アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。
1打差の2位タイには初日のトーナメントリーダーのひとりフェリペ・アギュラー(チリ)、この日『66』のベストスコアを叩き出したラファエル・ジャクリン(仏)、リカルド・カールバーグ(スウェーデン)の3人が並走。前日に引き続き5打差に29人がひしめく混戦模様のなか、地元スペイン勢最上位はゴンサロ・フェルナンデス-カスタノとアルバロ・ベラスコで、通算2アンダー14位タイにとどまっている。
23歳のユーラインは予選ラウンドの2日間で平均ドライビングディスタンス307ヤードを記録し、部門別ランキング2位と飛ばし屋ぶりを見せつけた。しかもパーオン率77.8パーセント(7位)、パーオンの際の平均パット1.679(8位)とともに素晴らしい数字を叩き出し好調さをアピール。2010年の全米アマチュアゴルフ選手権で優勝した実績を持つユーラインだが、プロ転向後は欧州ツアーを主戦場に武者修行中。23歳が故郷から遠く離れたスペインでプロ初優勝を狙う。
一方、ビッグネームは苦戦。前週のメジャー(マスターズ)を賑わせたセルヒオ・ガルシア(スペイン)はスコアを1つ落とし、通算1オーバー43位タイに低迷中。この日4アンダー68をマークしたマッテオ・マナセロ(伊)は通算2オーバーまでスコアを戻し、78ランクアップの61位タイに順位を上げ、カットラインぎりぎりながら決勝ラウンド進出を決めた。
しかしミゲール・A・ヒメネス(スペイン/通算6オーバー115位タイ)、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン/通算11オーバー139位タイ)らベテランは予選落ちに終わっている。