J.コルダ逆転で今季2勝目! 野村19位タイ 有村43位タイ
2014年5月26日(月)午前9:18
バーディ合戦となった最終日、サンデーバックナインで6バーディの猛攻を見せたジェシカ・コルダ(米)が開幕戦のピュアシルク・バハマLPGAクラシックに続くシーズン2勝目を挙げた。
ステイシー・ルイス(米)の世界ランク1位奪還(単独3位以内が条件)なるかに注目が集まった米女子ツアーのエアバスLPGAクラシック(アラバマ州RTJゴルフトレイル・マグノリアグローブ・ザ・クロッシングス)最終ラウンド(現地時間25日)。しかしそのルイスがスコアを伸ばせず、優勝争いは最終組の1つ前、コルダ、ミッシェル・ウィー(米)、チャーリー・ハル(英)のフレッシュな顔ぶれを中心に展開する。
中でもコルダはサンデーバックナインで5メートル前後の左右に大きく曲がるパットを次々と沈めてノーボギーの7アンダー65をマーク。快調なプレーで通算20アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位に入ったアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)に1打差をつけツアー通算3勝目をゲットした。
「このコースは私に合っています。昨日はパットが入らずフラストレーションが溜まったけれど、我慢強くプレーしているうちに徐々に入ってくれるようになりました。ラインが読めていました」と逆転Vに笑顔が弾けた21歳のコルダ。最後まで優勝を争った同組のウィー(通算18アンダー3位タイ)と抱き合って喜びを分かち合う姿は、“アメリカ復権”を象徴する印象的なシーンとなった。
ティーンエイジャーのハルはウィー、ベテランのカトリオーナ・マシュー(スコットランド)と並び3位タイ。レクシー・トンプソン(米)も通算16アンダー7位タイに入ったが、ルイスは通算15アンダー10位タイに終わりNo.1奪還は次週以降に持ち越された。
一方、伸ばし合いの上位争いについていけなかったのが日本勢。15位タイからスタートしトップ10入りを目指した野村敏京は5バーディ、4ボギーの1アンダー71でホールアウト。通算11アンダー19位タイに終わり目標は達成ならず。
しかしラウンド後はサバサバとした表情で「攻めていってパー5は全部バーディ獲れたので今日はいいゴルフでした。でも短いパーパットを2回外してもったいなかった」と語った野村。最終日のチャージはならなかったが、前週シーズン初の予選落ちを喫した悔しさを胸に「4日間アンダーパーだったのでいいゴルフしたな、と思います」と手応えをにじませた。
もう1人、決勝ラウンドに進出していた有村智恵はこの日5バーディ、2ボギーの3アンダー69にスコアをまとめ、通算7アンダーとし前日の53位タイから43位タイに順位を上げ4日間の競技を終了した。
尚、宮里美香は決勝ラウンド進出を逃している。