Y.ツェン、今季3勝目へ盤石の首位キープ! 藍9位タイ
2012年3月24日(土)午前11:29
ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)が揺るがぬ強さを保ち続けている。
今季最初のメジャー、クラフト・ナビスコ選手権(現地時間29日?4月1日、カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC)の前哨戦、米女子ツアーのキア・クラシック(カリフォルニア州、ラコスタ・リゾート&スパ)は現地時間23日に第2ラウンドが終了。この日、5アンダートップタイでスタートしたツェンが4アンダー68でプレー。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、2位の朴セリ(韓)に2打差をつけ単独首位で試合を引っ張っている。
今季4戦中、すでに2勝を挙げているツェンの勢いが止まらない。第2ラウンドは3番からいきなり3連続バーディ。その後7、8番でボギーを叩いたものの、バックナインに入って3つのバーディ(ノーボギー)。4アンダー68の安定したゴルフで第2ラウンドを終え単独首位と、独走態勢への準備は整った。
そんなツェンの独走を許すまいと2打差で追いかけるのが、現在の韓国勢の強さの源でもあるベテランの朴だ。14ホール全て(パー3以外)でフェアウェイをキープ、18ホール中16ホールでパーオンするショットの冴えを披露し8バーディ、2ボギーの6アンダー66。通算7アンダー単独2位からツェンを逆転し、2010年ベル・マイクロLPGAクラシック以来となるツアー26勝目を狙う。
一方、先週のRRドネリーLPGAファウンダーズカップでツェンと激しい優勝争いの末、惜しくも1打差2位タイに終わった宮里藍も好調の波をキープしている。今季たびたびの優勝争いでの敗北にめげることなく「こういうプレーを続けていればまたすぐに勝てる」と前向きに話していたが、この日は4バーディ、2ボギーで2アンダー70でホールアウト。通算2アンダーはツェンに7打差の9位タイながら、残り2日でさらなる上位を目指す。
他の日本勢では金子絢香が1オーバー73でプレーし、通算4オーバー50位タイで決勝ラウンドにコマを進めたが、宮里美香は9オーバー「81」の大叩き。通算11オーバーで予選落ちを喫している。