J.ルーテン今季初V! ライダー杯組は低調な結果に…
2014年9月22日(月)午後0:00
欧州ツアーのISPSハンダ・ウェールズ・オープンは現地時間21日、ウェールズのセルティック・マナー・リゾートを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に2打差をつけ単独トップで出たヨースト・ルーテン(オランダ)が、通算14アンダーで逃げ切りツアー通算4勝目となる今季初優勝を達成した。
後続に2打差をつけ最終日を迎えたルーテンだが、出だし2ホールで連続ボギーを叩いていきなりリードをふいにしてしまう。その後は9番まですべてパープレーと我慢の展開が続いたが、バックナインに入ると3バーディ、1ボギーと盛り返してイーブンパー71をマーク。2位タイのトミー・フリートウッド(英)、シェーン・ロウリー(アイルランド)に1打差をつけて逃げ切った。
「タフだった。終盤はハードワークを強いられたよ」と、この日のラウンドを振り返ったルーテン。イタリアンオープン4位タイ、KLMオープン5位タイと、直近2試合でトップ5フィニッシュを果たすなど好調をキープしていただけに、本人にとっては“やっと”という気持ちが強いだろう。今回の優勝で賞金ランキングも10位まで浮上。終盤戦に向け面白い存在となってきそうだ。
一方、4人が出場したライダーカップ(26?28日/スコットランド、グレンイーグルス)組は大苦戦。ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が通算12アンダー4位タイに入ったものの、トーマス・ビヨーン(デンマーク)は通算1オーバー58位タイ、リー・ウェストウッド(英)は通算2オーバー60位タイといずれも低調な結果に終わった。スティーブン・ギャラハー(スコットランド)は予選落ち。
自身9回目のライダーカップを前に、まさかの下位フィニッシュとなってしまったウェストウッド。「大会でゴルフをプレーする必要があり、それを達成することが出来た。今日はそこまで良くなかったけれど、今週はいくつか良いショットがあった」とコメントしているが、欧州チーム連覇に向けて一抹の不安を残す結末となってしまった。