国内女子ツアーのスタジオアリス女子オープンは13日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。21位タイからスタートした酒井美紀が6バーディ、1ボギーでラウンドして、通算3アンダーで黄アルム（韓）と共に首位タイに躍り出た。今季好調の森田理香子は、首位と4打差の15位タイにつけている。

　初日に2オーバー74と好スタートを切れなかった酒井だったが、この日は6バーディを奪う快調なゴルフでリーダーボードの最上段を射止めた。4番から7番で3つのバーディを奪うと、続く8番こそボギーを叩いたものの、直後の9番をバーディとして前半を折り返す。後半も2バーディを奪取して5アンダー67でホールアウトした。酒井と首位の座を分け合っているのは、この日4つスコアを伸ばした黄。2009年のヤマハレディースオープン葛城以来の優勝を狙っている。

　その他上位陣は、前日首位タイ発進を切った中村香織と金ナリ（韓）が2日目に揃ってスコアを伸ばせずイーブンパー72のラウンドで通算2アンダー3位タイに後退。アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIを制した20歳の堀奈津佳、4アンダー68で回ったアマチュアの植竹希望らも共に3位タイで並んでいる。

　一方、今季5週連続トップ10入りと好調を維持している森田理香子は、前半スコアカード通りのプレーが続いたが、9番でボギーが先行する。後半出だしの10番、11番でバーディを重ねたものの、その後2ボギーを叩いてイーブンパー72。通算1オーバーで順位を15位タイに下げた。

　また前週の米女子ツアー今季メジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権で日本勢最高位の19位タイに入った上原彩子は4バーディ、6ボギーと出入りの激しいゴルフで2オーバー74。それでも、カットラインぎりぎりの通算6オーバー49位タイで予選を通過している。