野村、8位タイ浮上! 有村34位タイ 美香は予選落ち
2014年5月24日(土)午前11:37
野村敏京が米女子ツアー初優勝に向けて最高のプレーを披露した。
同ツアーのエアバスLPGAクラシックは現地時間23日、アラバマ州RTJゴルフトレイル・マグノリアグローブ・ザ・クロッシングスを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日1アンダー52位タイから出た野村は前日までと別人のようにパットが決まって猛チャージを披露した。初日から引き続きショットも安定しており、4番で最初のバーディを奪うとそこから怒涛の4連続バーディ。8番ボギーで勢いが止まるかに見えたが、すぐに9番でバーディを取り返した。
10番ボギー、11番バーディの後は、13番、14番、17番と面白いようにバーディを重ね7アンダー65でホールアウト。通算8アンダーで首位のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)に5打差の8位タイに浮上した。
さらに有村智恵も大奮闘した。1オーバー93位タイからのスタートだったが、5バーディ、ノーボギーの5アンダー67。通算4アンダー34位タイでしっかり予選を通過。週末は今季ベストフィニッシュの18位タイだった前週以上の成績を出すべくプレーする。
3オーバー119位タイと大きく出遅れていた宮里美香はノーボギーの4アンダー68をマークし、通算1アンダーまでスコアを戻したが、カットラインにはあと1打及ばず。キム・インキョン(韓)らとともに71位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
首位に立っているマシューは2009年の全英リコー女子オープンを始め、米ツアー4勝、欧州ツアー6勝の実力者で、8歳と5歳の女の子の母でもある44歳。ベテランの技が若手の台頭するツアーでも光っている。
1打差の単独2位にチャーリー・ハル(英)、通算10アンダー3位タイに今季2勝しているアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とジェシカ・コルダ(米)、朴ヒーヨン(韓)の3人がいる。
レクシー・トンプソン(米)が通算9アンダー6位タイ、ステイシー・ルイス(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、朴セリ(韓)が野村と同じ8位タイ。ミッシェル・ウィー(米)とリュウ・ソヨン(韓)の実力者が通算7アンダー16位タイ、ツアー通算41勝のカリー・ウェブ(豪)は有村と同じ34位タイに続いているものの、世界ランキングNo.1のインビー・パーク(韓)は得意のはずのパットが全く入らず4つスコアを落とし、通算6オーバー129位タイで予選落ちしている。