国内女子ツアーの樋口久子 森永製菓ウイダーレディスは1日、千葉県の森永高滝カントリー倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。ツアー初勝利を目指す櫻井有希が6アンダー66をマークして単独トップに立つ中、ホステスプロとして参戦している宮里美香は1アンダー71で回って21位タイとまずまずのスタートを切った。

　先月の日本女子オープンゴルフ選手権競技に続く今季2勝目を狙う宮里はこの日、出だしの1番をボギーとすると、その後スコアカード通りの我慢のゴルフを強いられ1オーバーで折り返す。それでも後半は13番でボギーを叩いたものの、終盤に2バーディを奪って1アンダー71。比嘉真美子、金田久美子らとともに首位に5打差の21位タイで初日を終えた。

　一方で、約379万円差で賞金女王争いを繰り広げている2人は揃って出遅れた。同ランク首位の森田理香子は前半をイーブンパーで回るも、終盤に3ボギーを叩いて2オーバー74。成田美寿々、諸見里しのぶらと並ぶ63位タイ発進となった。同ランク2位の横峯さくらも終盤に崩れて2バーディ、3ボギーの1オーバー73にとどまり55位タイと苦しい初日となった。

　その他上位陣は、首位と1打差の2位タイに藤本麻子、フォン・シャンシャン（中）の2人がつけ、さらに1打差の4位タイで原江里菜、表純子らが追走している。賞金ランク3位の佐伯三貴は3アンダー69で回ってアン・ソンジュ（韓）らと並び8位タイ、申ジエ（韓）、イ・ボミ（韓）らが2アンダー70の15位タイにつけている。

　ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）はイーブンパー72でプレーして賞金ランク4位の吉田弓美子らと並び33位タイ。前週3位タイに入ったことで規定により今大会の出場権を確保した上田桃子も全と同じく33位タイ。国内ツアーの来季シード権をつかむためには、今大会を含め残り2戦で賞金ランク50位（現在55位）までに食い込まなければならず、残り2日での巻き返しが必須だ。

　また、ホステスプロの木戸愛は5オーバー77で90位タイ、賞金ランク6位の堀奈津佳は7オーバー79を叩いて最下位の95位に沈んでいる。