国内女子ツアー今季初の4日間大会、ヤマハレディースオープン葛城は6日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 山名コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。強風の影響で各選手がスコアメイクに苦戦する中、1アンダー71をマークしたイ・ボミ（韓）が通算7アンダーで単独トップに躍り出た。5週連続トップ3入りがかかる森田理香子は2つスコアを落とし、通算2アンダー12位タイに後退している。

　この日2位タイからスタートしたイ・ボミは、序盤の3番、4番で連続バーディを奪い2アンダーで折り返す。後半は1バーディ、2ボギーのラウンドで1つスコアを落としたものの、1アンダー71と好スコアをマーク。通算7アンダーとし、後続に2打差をつけて単独首位で最終日を迎えることとなった。

　また、前日14位タイの横峯さくらは3バーディ、2ボギーの1アンダー71でプレーして通算4アンダー3位タイに浮上。この日のベストスコア3アンダー69をマークした佐伯三貴も3位タイに順位を上げている。

　一方で前日の8位タイから上位進出を狙った森田は苦しいゴルフとなった。5番と7番でボギーを叩き2オーバーで前半を終えると、後半も1バーディ、1ボギーで回り2オーバー74。通算2アンダーまでスコアを落とし、全美貞（韓）、服部真夕、比嘉真美子らと並ぶ12位タイに順位を落とした。

　その他上位陣は、首位と2打差の単独2位に大山志保がつけ、さらに1打差の3位タイに横峯、佐伯、黄アルム（韓）、リ・エスド（韓）の4人。初日からトップを快走していたオナリン・サタヤバンポット（タイ）は4オーバー76を叩き7位タイに後退している。