野村「32」パットで52位タイ 有村、美香もグリーンで苦戦…
2014年5月23日(金)午前11:47
日本勢3人がそろってショートゲームに苦しんでいる。
米女子ツアーのエアバスLPGAクラシックは現地時間22日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・マグノリアグローブ・ザ・クロッシングスを舞台に第1ラウンドの競技を行い、8アンダー64でプレーしたカトリオーナ・マシュー(スコットランド)が単独首位に立った。1打差単独2位にチャーリー・ハル(英)、さらに1打遅れて3位タイにステイシー・ルイス(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、池恩熹(韓)の3人が追う展開となっている。
野村敏京はパー3を除く14ホールのうち11ホールでフェアウェイを捉え、18ホール中15ホールでパーオンするショットの良さを見せたがグリーン上で大苦戦。32パットでは4つのパー5のうち3つと、他にもう1つバーディを取るのが精いっぱいだった。ボギーも3つ叩いて1アンダー71。首位のマシューとは7打差52位タイと、ショットが良かっただけにもったいなスタートとなってしまった。
前週今季ベストの18位タイでフィニッシュした有村智恵もこの日はパットに泣いた。こちらも14ホール中12ホールでフェアウェイを捉え、18ホール中15ホールでパーオンしているにもかかわらず、バーディは13番の1つだけ。5番、12番をボギーとして1オーバー73なのはグリーン上で34パットもしているからだ。93位タイでは第2ラウンドで巻き返すしかないのだが、パットが入らないようだと厳しい。
3人のうち最もスコアが悪かったのは有村智恵。1番、7番とボギーが先行し、8番パー3でバーディを奪ったものの10番からは3連続ボギーを喫してしまう。13番、14番連続バーディの後も最終18番でボギーを叩いて3オーバー75の119位タイ。ショットは決して悪くないのだが、こちらも33パットと思うようなパッティングが出来ず、予選通過に早くも暗雲が立ち込めている。
有力選手では、5アンダー67の6位タイに朴セリ(韓)、ジェシカ・コルダ(米)がつけており、4アンダー68の12位タイに今季2勝のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)。チェ・ナヨン(韓)、アザハラ・ムニョス(スペイン)、アンジェラ・スタンフォード(米)が3アンダー69で18位タイ、レクシー・トンプソン(米)はリュウ・ソヨン(韓)と共に2アンダー70の35位タイで初日の競技を終えている。
野村と同じ52位タイにカリー・ウェブ(豪)、ヤニ・ツェン(台)、ポーラ・クリーマー(米)、ミッシェル・ウィー(米)。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は4オーバー74を叩いて109位タイと大きく出遅れた。