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スコットランド、プレーオフで米国撃破! 日本25位

2007年11月26日(月)午前0:00

 4.5メートルのパーパットをブー・ウィークリー(米)がはずした瞬間、スコットランドチーム(コリン・モンゴメリー&マーク・ウォーレン)の顔が喜びでクシャクシャになった。

 世界28か国のトッププレーヤーが一同に会し、2人1組で対戦するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフの最終ラウンド(現地時間25日、中国・深セン、ミッションヒルズGC)は、オルタネート(フォーサム)形式でプレーが行われた。前日2位タイのスコットランドは、15番のイーグルなどで6アンダー66を叩き出し、通算25アンダーで先にホールアウトした。

 一方、首位スタートの米国チーム(ウィークリー&ヒース・スローカム)は、一時は2打差をつけられたが、15、18番のバーディでスコットランドに並び、プレーオフに持ち込んだ。

 バルバドスで行われた昨季大会、独チーム(ベルンハルト・ランガー&マーセル・シーム)にプレーオフで破れた苦い記憶が、スコットランドの2人の頭をよぎる。それを振り払い突入したプレーオフ。1ホール目で、いきなり3メートル半のパーパットを残す大ピンチに陥った。だが、ウォーレンがこれを決めてパーセーブ。直後に米国は、スローカムが約2メートルのバーディパットをはずして、スコットランドは命拾い。

 2ホール目は共にバーディ逃しのパー。そして迎えた3ホール目、米国はウィークリーがグリーンをショートし、スローカムがアプローチを4.5メートルと寄せきれない。これを尻目にスコットランドは、モンゴメリーが先にタップインパーでホールアウト。米国にプレッシャーをかける。

 最後は、ウィークリーが難しいパーパットを決めきれず、スコットランドが初優勝。昨年、同じペアでプレーオフ負けを喫しているだけに喜びはひとしおだ。「去年プレーオフで敗北し、本当に落胆しただけに、ここに戻ってくるのにはプレッシャーだった。でも素晴らしいことに、今度は連覇のために戻ってくることを考えられるんだ」と語ったモンゴメリー。ゴルフの聖地・スコットランドの男たちが、優勝の喜びに全身を委ねた。

 1打差3位に仏チーム(グレゴリー・ハブレット&ラファエル・ジャクリン)、2打差4位にイングランドチーム(ジャスティン・ローズ&イアン・ポルター)。昨年と同じペアで挑んだ平塚哲二&谷原秀人の日本チームは、1つスコアを落として通算6アンダー25位。昨年同様、下位の成績に終わっている。
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