その他
アジアで一番稼いだ男、崔
2007年11月10日(土)午前0:00
米男子ツアーで今季、アジア出身のプレーヤーが初めて賞金ランクトップ5に食い込んだ。崔京周、37歳。同ツアーに初めてフル参戦した韓国人でもある。
今季の崔の活躍には目を見張るものがある。ジャック・ニクラウス(米)がホストを務めるメモリアル・トーナメントで勝利を飾ると、今季から新設されたタイガー・ウッズ(米)主宰のAT&Tナショナルで2勝目をゲット。フィールドの厚い試合で2勝を挙げ、稼いだ賞金は458万ドル以上(約5億700万円)。賞金ランクはタイガー、フィル・ミケルソン(米)、ビジェイ・シン(フィジー)、スティーブ・ストリッカー(米)に次ぐ5位とアジア出身の選手としては獲得賞金額、賞金ランク、いずれも過去最高の実績を残した。
米作農家の家に生まれた崔がゴルフを始めたのは16歳のとき。高校の先生に勧められたからで、それ以前は重量挙げの選手だった。ツアー仲間に浸透している『タンク』のニックネームはその頃の名残。ゴルフを始めた当初は練習場にしか通えず、唯一のお手本はニクラウスのレッスン書とビデオ。だからメモリアルで勝ち、憧れの人からトロフィーを手渡されたときの感激は口では言い表せないほどだった。
そんな崔は90年代の終盤、日本を主戦場に活動していたことがある。当時から「何があっても動じないタフな精神力」が話題だったが、その不屈の精神で99年に米ツアーのQスクールに挑戦。合格したもののルーキーだった00年はシードに手が届かず、Qスクールへ逆戻り。米ツアーに定着したのは01年からだった。同じアジア出身の縁で丸山茂樹とは良きライバル。00年代前半は丸山が1勝すると崔が勝ち、崔が勝つと丸山が2勝目を挙げる、といった様に刺激を与え合っていた。
しかし今季、土壇場でシード入りを決めた丸山に対し、崔は賞金ランク5位と2人の間には大きく水が開いた。これからは日本勢も崔を良き手本として、上を目指してもらいたい。崔が“成せば成る”という事実を身を以て示してくれたのだから。
今季の崔の活躍には目を見張るものがある。ジャック・ニクラウス(米)がホストを務めるメモリアル・トーナメントで勝利を飾ると、今季から新設されたタイガー・ウッズ(米)主宰のAT&Tナショナルで2勝目をゲット。フィールドの厚い試合で2勝を挙げ、稼いだ賞金は458万ドル以上(約5億700万円)。賞金ランクはタイガー、フィル・ミケルソン(米)、ビジェイ・シン(フィジー)、スティーブ・ストリッカー(米)に次ぐ5位とアジア出身の選手としては獲得賞金額、賞金ランク、いずれも過去最高の実績を残した。
米作農家の家に生まれた崔がゴルフを始めたのは16歳のとき。高校の先生に勧められたからで、それ以前は重量挙げの選手だった。ツアー仲間に浸透している『タンク』のニックネームはその頃の名残。ゴルフを始めた当初は練習場にしか通えず、唯一のお手本はニクラウスのレッスン書とビデオ。だからメモリアルで勝ち、憧れの人からトロフィーを手渡されたときの感激は口では言い表せないほどだった。
そんな崔は90年代の終盤、日本を主戦場に活動していたことがある。当時から「何があっても動じないタフな精神力」が話題だったが、その不屈の精神で99年に米ツアーのQスクールに挑戦。合格したもののルーキーだった00年はシードに手が届かず、Qスクールへ逆戻り。米ツアーに定着したのは01年からだった。同じアジア出身の縁で丸山茂樹とは良きライバル。00年代前半は丸山が1勝すると崔が勝ち、崔が勝つと丸山が2勝目を挙げる、といった様に刺激を与え合っていた。
しかし今季、土壇場でシード入りを決めた丸山に対し、崔は賞金ランク5位と2人の間には大きく水が開いた。これからは日本勢も崔を良き手本として、上を目指してもらいたい。崔が“成せば成る”という事実を身を以て示してくれたのだから。