海外女子
アニカ・ソレンスタム/女子ゴルフのレベルを上げた元女王が引退
2009年1月4日(日)午後0:20
09年1月10日。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)はかねてから婚約中だったマイク・マクギー氏とフロリダで挙式する。彼女にとっては2度目の結婚だが、関係者誰に聞いても“良い人”と評判のマクギー氏と巡り会い、現在幸せの絶頂に居る。
07年に首と腰の故障により米女子ツアーで未勝利のシーズンを送ったアニカにとって、08年は節目の年となった。シーズンが始まる前、すでに「引退を決意していた」と言う彼女は開幕戦のSBSオープンで見事復活Vを飾り、一時は世界ランク2位に再浮上。シーズン3勝を挙げ、賞金ランク4位で引退の年を締めくくった。
「年だから勝てなくなった、と言われるのがイヤだった」と話すアニカはその汚名を返上するため、オフシーズンに苛酷なトレーニングに耐えた。開幕戦に優勝したわけだが、引退を公表してからは一気に肩の荷が下りたのか、表情から厳しさが消え、勝負に対してもさほどこだわらなくなってきた。
「メジャー10勝、ツアー通算72勝。世界で89勝を挙げて殿堂入りを実現するなんて、15年前には全く予想もしていませんでした。やり残したことはありません。だから引退するんです」とにこやかな表情で語ったアニカ。
95年&96年に全米女子オープン連覇を達成し、一躍トッププレーヤーの仲間入りを果たしたアニカは、女子ゴルフ界の常識を常に良い意味で破り続けてきた。女子として初めて『59』をマークし、周囲の期待に応え男子ツアーにも挑戦。「女子プロ界のハードルを上げた」と言われ、若い世代が刺激を受け、皆が世界ナンバー1プレーヤーを目指し努力を惜しまなくなった。ツアー全体のレベルが上がったのは間違いなく、アニカのお陰である。
「これからはロープの外からゴルフ界を応援していきたい」と語るアニカの09年は、引退したとはいえ忙しくなりそう。引退する前に立ち上げたアニカブランドやゴルフアカデミー、コース設計などの仕事に携わる一方で、親善大使としてゴルフのオリンピック正式種目入りキャンペーンにも関わる意向。忙しい日々も最愛の人マクギー氏と手を携えれば、笑顔で乗り切ることが出来そうだ。
07年に首と腰の故障により米女子ツアーで未勝利のシーズンを送ったアニカにとって、08年は節目の年となった。シーズンが始まる前、すでに「引退を決意していた」と言う彼女は開幕戦のSBSオープンで見事復活Vを飾り、一時は世界ランク2位に再浮上。シーズン3勝を挙げ、賞金ランク4位で引退の年を締めくくった。
「年だから勝てなくなった、と言われるのがイヤだった」と話すアニカはその汚名を返上するため、オフシーズンに苛酷なトレーニングに耐えた。開幕戦に優勝したわけだが、引退を公表してからは一気に肩の荷が下りたのか、表情から厳しさが消え、勝負に対してもさほどこだわらなくなってきた。
「メジャー10勝、ツアー通算72勝。世界で89勝を挙げて殿堂入りを実現するなんて、15年前には全く予想もしていませんでした。やり残したことはありません。だから引退するんです」とにこやかな表情で語ったアニカ。
95年&96年に全米女子オープン連覇を達成し、一躍トッププレーヤーの仲間入りを果たしたアニカは、女子ゴルフ界の常識を常に良い意味で破り続けてきた。女子として初めて『59』をマークし、周囲の期待に応え男子ツアーにも挑戦。「女子プロ界のハードルを上げた」と言われ、若い世代が刺激を受け、皆が世界ナンバー1プレーヤーを目指し努力を惜しまなくなった。ツアー全体のレベルが上がったのは間違いなく、アニカのお陰である。
「これからはロープの外からゴルフ界を応援していきたい」と語るアニカの09年は、引退したとはいえ忙しくなりそう。引退する前に立ち上げたアニカブランドやゴルフアカデミー、コース設計などの仕事に携わる一方で、親善大使としてゴルフのオリンピック正式種目入りキャンペーンにも関わる意向。忙しい日々も最愛の人マクギー氏と手を携えれば、笑顔で乗り切ることが出来そうだ。