国内女子ツアー今季最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが28日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に開幕。第1ラウンドは賞金女王の可能性が残されている同ランキング1位の森田理香子と同2位の横峯さくらがともに2オーバー74で回り14位タイ発進となった。また、3アンダー69をマークした吉田弓美子、大山志保、イ・ナリ（韓）、アン・ソンジュ（韓）の4人が首位の座を分けっている。

　前週の優勝で賞金ランク首位の座を横峯から奪還したばかりの森田は、前半9番パー5でイーグルを奪うなど1アンダーで折り返すと、10番、12番でバーディを重ねる。ところが、13番から痛恨の4連続ボギーを叩くと、最終18番もボギーとし上がり6ホールで5つスコアを落として2オーバー74。首位に5打差の14位タイとやや出遅れた。

　一方、約280万円差で賞金ランク2位の横峯は、逆転でタイトルを獲得するためには単独8位以上が最低条件（この場合森田が単独15位以下）。是が非でも上位進出したいところだったが、この日はバーディを奪えず2ボギーの2オーバー74。森田と並び14位タイで初日の競技を終えた。2人の初日の戦いはイーブン。残り3日、熾烈な女王争いが繰り広げられそうだ。

　その他上位陣は、首位に2打差の5位タイにイ・ボミ（韓）、一ノ瀬優希、笠りつ子ら。さらに1打差の9位タイで全美貞（韓）、テレサ・ルー（台）が追走し、1オーバー73の11位タイに来季のシード権最後の1枠を狙っている賞金ランク56位の申ジエ（韓）らがつけている。

　尚、今大会は、2013年度のツアー優勝者と前週までの賞金ランク25名、さらにはロレックスランキング（女子世界ランキング）上位の国際ツアー登録選手のみが出場資格を持っており、出場選手は28人で予選落ちはない。