狭いフェアウェイで落としどころが絞られ、ラフもきついタフなセッティングに、女子プロたちが挑む。

　国内女子ツアー、今季公式戦第2戦の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が、8日に千葉・キングフィールズゴルフクラブで開幕。トッププレーヤーたちが名誉をかけて激突する。

　今年で第44回を迎える歴史ある大会は、4日間72ホールの長丁場の上に、天気予報も大会期間中を通して晴れ。いい具合に仕上がったグリーンが日に日に硬さを増し、ピン位置次第では難易度をアップさせるのは間違いなく、全員が覚悟を決めて臨んでいる。

　2年連続賞金女王タイトルに向けて突っ走るアン・ソンジュ（韓）や、初優勝したばかりの葉莉英（中）、フォン・シャンシャン（中）ら外国人勢の強さはこれまで以上。だが、日本勢も今季好調で永久シード選手の不動裕理、賞金女王奪還を目指す横峯さくら、初の女王タイトルに向けてアンに迫る勢いの佐伯三貴も準備を万端に整えて早々に現地入りしており、激戦となるのは必至の状況だ。

　昨年大会では、リラックスして臨んだ藤田幸希が優勝したが、今年は誰に勝利の女神が微笑むのか。歴代優勝者に樋口久子、岡本綾子をはじめとする実力者たちがずらりと並ぶ中、忍耐の末の栄光を目指して132人が戦いに挑む。