23日開幕の国内女子ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント（宮城・利府GC）は、男女両ツアーで唯一、東日本大震災で大きな被害を受けた東北が舞台の大会となる。

　利府GCは3月11日の震災後、復旧作業のめどが立ち始めたところに大きな余震で更なる被害を受け、一時は開催すら危ぶまれていた。しかしコースはもちろん、主催者と関係者が一丸となって力を合わせ、選手たちもそれぞれが大会側を励ましたりメッセージを送るなどして開催にこぎつけた。

　大会には、地元宮城の東北高校や東北福祉大出身の面々が顔を揃える。宮里藍、有村智恵、佐伯三貴、原江里菜…。復興への思い、東北からの強いメッセージの込められた大会は、いつも以上に熱い戦いとなるはずだ。その他、宮里美香、上田桃子、諸見里しのぶ、古閑美保、横峯さくら、不動裕理ら実力者が揃って参戦し大会を盛り上げる。