16日、国内女子ツアーのアコーディア・ゴルフ レディスは宮崎県の青島GCを舞台に最終ラウンドを行った。首位と4打差でスタートした不動裕理が7アンダー65の好スコアをマーク。通算11アンダーで前日トップのウェイ・ユンジェ（台）とのプレーオフに勝負を持ち込んだ。そして、プレーオフ3ホール目でウェイを振り切り、今季初Vを飾った。

　通算4アンダー3位タイで出た不動は2番でバーディを奪い、5、8番もバーディ。3アンダーでハーフターンすると、後半も最初の4ホールでスコアを3つ伸ばした。16番でもバーディを獲り、ノーボギーの7アンダー65でホールアウト。通算11アンダーでウェイと並び、プレーオフへ突入した。そして迎えたプレーオフ3ホール目、パーパットを外したウェイに対し、不動はキッチリとパーセーブ。06年に続く大会2勝目、通算43勝目をつかみ取った。

　不動は07年にヴァーナルレディースで全美貞（韓）、リゾートトラストレディスで上田桃子にプレーオフで敗れていた。そのため、今大会での勝利を「去年からプレーオフで連敗だったので、今日はどうしても勝ちたかったです」と喜んだ。00年から6年連続で賞金女王に君臨した不動は年間2勝を挙げたものの、06年は賞金ランク15位、07年は同ランク6位と女王争いから離れた戦いが続いていた。しかし、今季は早くも2戦目で勝星を手に入れ、ビッグタイトル奪回へ好スタートを切っている。

　その他、3打差の単独3位に前週Vの宋ボベ（韓）、通算7アンダー4位に佐伯三貴が入った。地元・宮崎出身の横峯さくらは最終日に7バーディ、ノーボギーの圧巻のゴルフを披露。不動と同じベストスコアの7アンダー65でフィニッシュし、通算6アンダー5位だった。大山志保は通算4アンダー7位で3日間の競技を終了している。