国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントが17日、静岡県の東名CCで開幕した。第1ラウンド、6アンダー66の好スコアをマークしトーナメントをリードしたのはツアー4勝の茂木宏美。1打差2位タイには今季1勝を挙げている有村智恵と永井奈都がつけている。

　首位発進の茂木はスタートホールこそボギーとしたものの、その後7つのバーディを積み重ねる圧巻のプレー。現在賞金ランキング5位の21歳・有村も、同じく安定したゴルフを披露し6バーディ、1ボギーの5アンダー67で2位タイにピタリ。残り2日、まだまだ誰が抜け出すかまったくわからない状況だ。

　一方、今季これまで7,700万円余を稼ぎ出し、賞金ランク首位で初の賞金女王へ邁進する横峯さくらは、終盤のダブルボギーが響き、1オーバー73で38位タイからのスタート。その横峯を約370万円差の同ランク2位から追いかける諸見里しのぶも2オーバー74で51位タイと、パッとしない1日となった。

　他上位は、4アンダー68の4位に韓国のイ・ジウ。金田久美子が2アンダー70で回り、前週優勝の全美貞（韓）らと共に8位タイに並んでいる。また、昨季賞金女王ながら今季未だ勝利のない古閑美保は、1アンダー71で回り17位タイとまずまずの順位。本格的な夏到来前に、そろそろこの辺りで今季1勝目が欲しいところだ。