国内女子ツアー、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは兵庫県の六甲国際GCを舞台に11日開幕。主戦場の米国から帰国し参戦した宮里藍は第1ラウンドを3オーバー75で回り、75位タイと出遅れた。上位は5アンダー67の首位タイに一ノ瀬優希と佐藤靖子。1打差の3位タイから馬場ゆかり、韓国のアマチュア、ハナ・ジャンが追っている。

　前週米国で優勝争いを演じた宮里は、好調をキープし続けることができなかった。10番からスタートし、前半で2ボギー。後半はスコアを1つ落とし、この日はバーディを1つも奪えず、3オーバー75でプレーを終えた。所属先が主催するトーナメントで75位タイと出遅れたが、第2ラウンドでは米国女子ツアーで2試合連続ベスト10入りしたゴルフを取り戻し、リーダーボードを駆け上がりたい。

　一方、国内女子ツアーで現在賞金ランク首位の横峯さくらは無難なスタートを切った。宮里と同じく10番から出て、前半で2つスコアを伸ばした。ハーフターン後は1バーディ、2ボギーでラウンドし、1アンダー71でホールアウト。三塚優子らと共に18位タイにつけている。今季は賞金女王という目標を掲げている横峯。2日目にチャージをかけて優勝戦線に浮上し、廣済堂レディスゴルフカップに続く今季3勝目をつかみたい。

　その他、諸見里しのぶ、上原彩子が3アンダー69の5位タイ、前週のリゾートトラストレディスを制した全美貞（韓）が2アンダー70の12位タイで続いている。不動裕理は原江里菜、北田瑠衣他と同じイーブンパー72の24位タイ、福嶋晃子、金田久美子は1オーバー73の36位タイ。以前左手首を負傷し、現在は左ひじに痛みを感じている昨季女王の古閑美保は宮里と同じ75位タイと苦しいスタートになった。