国内女子ツアーの廣済堂レディスゴルフカップ（千葉、千葉廣済堂CC）が29日に開幕。第1ラウンドで5アンダー67をマークした有村智恵が、後続に1打差をつけ単独トップに立った。4アンダー68の2位タイに、現在賞金ランク首位を走る横峯さくらとキム・ソヒ（韓）が続き、2打差の4位タイからツアー1勝の竹末裕美ら3人が追っている。

　単独トップに躍り出た有村は前半、3連続を含む5バーディ（1ボギー）の猛攻を披露。後半も1つスコアを伸ばし、6バーディ、1ボギーの5アンダー67で頭一つ抜け出した。今季はすでにクリスタルガイザーレディスで優勝。ここまで10試合に出場し、トップ10フィニッシュ4回と好調を維持している。今大会は一昨年に予選落ちしているだけに、スタートダッシュを生かしその悔しさを晴らしたいところだ。

　一方、前週の中京テレビ・ブリヂストンレディスで11位タイに終わり、開幕から続いていた連続トップ10入り記録が「8」で止まった横峯はこの日、快調なゴルフでスコアを伸ばすと、ノーボギーの4アンダー68でホールアウト。トップに1打差の2位タイと今季2勝目に向け好位置を確保した。

　その他、1アンダー71の13位タイにディフェンディング・チャンピオンの飯島茜、アマチュアの竹村真琴ら。前週15位タイに食い込んだ金田久美子はイーブンパー72にスコアをまとめ、21位タイとまずまずのスタートを切った。尚、昨季賞金女王の古閑美保は、手首痛のため欠場している。