27日、国内女子ツアーの今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが宮崎県の宮崎CCを舞台に開幕。逆転賞金女王を狙う横峯さくらと古閑美保は共に第1ラウンドを1オーバー73で回り、12位タイからのスタートになった。賞金ランク首位の李知姫（韓）は1アンダー71で2位タイ。3アンダー69をマークした宋ボベ（韓）が単独トップに立った。

　前週の大王製紙エリエールレディスオープンを制した横峯が初日にスコアを崩しかけたが、何とか踏ん張った。出だしの1番から連続バーディを奪取した後、4番からの5ホールで3ボギー、1ダブルボギー。一時は3オーバーまで沈んだ。しかし、9番でバーディを獲り、後半は2バーディ、1ボギー。1オーバーまでスコアを戻し、ディフェンディング・チャンピオンの古閑らと並ぶ12位タイでホールアウトした。勝てば逆転女王の可能性があるだけに、第2ラウンドはスコアを伸ばし2週連続Vに輝きたいところだ。

　また、公式戦初Vを目指す上田桃子は前半をノーバーディ、1ボギー。後半もスコアを1つ落とした。1バーディ、3ボギーの2オーバー74でラウンドし、16位タイで発進。今季は日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯で4位タイ、日本女子オープンゴルフ選手権競技では9位タイと公式戦では未だ勝っていない。横峯、古閑、李の女王争いを尻目に今度こそ栄冠をつかみたい。

　その他、李と同じ2位タイから三塚優子、申ジエ（韓）、全美貞（韓）が追っている。不動裕理は4バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパー72。福嶋晃子、諸見里しのぶ、原江里菜、飯島茜らと並び6位タイで第1ラウンドを終えた。