国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉・グレートアイランドC）は16日、最終ラウンドの競技を行った。前日首位タイの古閑美保が中盤に6連続バーディの猛チャージを見せ、5アンダー67でフィニッシュ。通算13アンダーでクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント、CAT Ladiesに続く今季3勝目を飾った。

　古閑が初の賞金女王を視界にとらえた。出だしの1番でボギーとつまずいたが、3番でバーディ。5番からは次々とパットを沈めて怒涛の6連続バーディを奪取し、後続を一気に突き放した。その後はボギー1つにスコアをまとめ、7バーディ、2ボギーの5アンダー67。通算13アンダーで後続に2打差をつけ、区切りの通算10勝目を手に入れた。

　優勝賞金1,260万円を加算し、賞金ランク2位に浮上した古閑。同ランク首位の李知姫（韓）との差を約1,840万円に縮め、逆転での栄冠へ望みをつないだ。シーズンも大王製紙エリエールレディスオープンとLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで残り2試合。次週以降も勢いに乗って勝ち星を挙げ、初のビッグタイトルをつかみたい。

　その他、通算11アンダー2位タイに宮里藍とこの日7アンダー65の好スコアをマークした三塚優子。初日から首位を走った大山志保は服部真夕、宋ボベ（韓）らと共に通算10アンダー4位タイだった。トップタイで出た李はイーブンパー72とスコアを伸ばしきれず、通算8アンダー10位タイ。上田桃子と不動裕理は通算7アンダー14位タイ、横峯さくらは通算6アンダー19位タイ、福嶋晃子は通算1アンダー33位タイで3日間の競技を終えている。