国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉・グレートアイランドC）は14日、第1ラウンドの競技を行った。06年賞金女王の大山志保が、ノーボギーの8アンダー64と爆発。2位の服部真夕に2打差をつけ、単独トップに立った。

　上位は、6バーディ、2ボギーの4アンダー68で回った横峯さくらが、後半にスコアを伸ばした上田桃子、若林舞衣子、原江里菜らと共に3位グループを形成。3アンダー69の7位タイに不動裕理、賞金ランクトップの李知姫（韓）、同ランク2位の福嶋晃子など実力者がずらり。米ツアーの出場を取りやめ、今大会に参戦している宮里藍も2アンダー70にスコアをまとめ、古閑美保他と同じ15位タイに続いている。

　3週前のマスターズGCレディースで今季初勝利を飾った大山が、ノーボギーの完璧なゴルフでトーナメントをリードした。この日前半で2つ貯金を作った大山は、ハーフターン後の10番でもバーディを奪取し、一気に上位グループへ浮上する。しかし圧巻だったのはここからだった。12番パー3でバーディを奪うと、そこから5連続バーディの猛攻を披露。8アンダー64でトップ発進を切り、今季2勝目に照準を合わせた。

　その他、1アンダー71の23位タイにベテランの服部道子。イーブンパー72でホールアウトした飯島茜は、佐伯三貴、有村智恵、三塚優子ら若手有望株と共に31位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの北田瑠衣も17番でダブルボギーを叩くなど1オーバー73と乱れ、49位タイと出遅れた。