国内女子ツアーの明治チョコレートカップは、北海道の札幌国際CC島松Cを舞台に11日、第1ラウンドの競技終了。今季2勝目を目指す不動裕理が3アンダー69で回り、6アンダー66の猛攻で単独首位に立った生島早織に3打差の4位タイスタートを切った。

　上位は、ツアー2勝の藤田幸希とイ・ジウ（韓）がトップと2打差の2位タイつけ、2アンダー70の9位タイにプロミスレディスゴルフトーナメント優勝の有村智恵、原江里菜など5人。1アンダー71の14位タイからは、現在賞金ランク1位の福嶋晃子、佐伯三貴、三塚優子ら実力者が追っている。

　諸見里しのぶ、中田美枝と同組みでスタートした不動はこの日、出だしの1番で幸先良くバーディを奪うと、2バーディ、1ボギーの1アンダーでハーフターン。後半も安定したプレーで3つのバーディ（1ボギー）を重ね、3アンダー69でホールアウトし4位タイの好位置を確保した。今季は開幕2戦目のアコーディア・ゴルフ レディスで早々と勝利を飾ったものの、6月に入ると2試合連続で予選落ち。それでも前試合で3位タイと立て直して、気分良く今大会に挑んできた。2005年以来の復権を目指す元女王が、大会初制覇に燃えている。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンの大山志保が、古閑美保、飯島茜らと並び1オーバー73の28位タイ。今季未勝利の横峯さくらは、ボギーが先行する苦しい展開で2オーバー74と乱れ、歴代覇者の全美貞（韓）、北田瑠衣らと同じ38位タイと出遅れた。