国内女子ツアーのベルーナレディースカップゴルフトーナメントは、群馬県の小幡郷GCを舞台に4日開幕。第1ラウンドは9バーディ、2ボギーの猛攻で7アンダー65と爆発した茂木宏美が、イ・ジウ（韓）に1打差をつけ単独トップに立った。

　5アンダー67の単独3位から中田美枝が追い、井芹美保子、新崎弥生、西塚美希世、李恩惠（韓）の4人が4アンダー68で4位タイ。3アンダー69の8位タイには、前週のプロミスレディスゴルフトーナメントで悲願の初優勝を挙げた有村智恵、古閑美保、李知姫（韓）、山口裕子ら賞金ランク上位勢がつけている。

　好発進を切った茂木は今季ここまで15試合に出場し、ライフカードレディスゴルフトーナメントの棄権以外、全てで予選通過と抜群の安定感を見せている。さらに6月以降はトップ10入りが3回と調子は上向き。ツアー3勝を誇るベテランが地元・群馬で今季初Vを狙う。

　一方、前週米ツアーの全米女子オープンに出場し疲れの残る横峯さくらは、5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフ。ディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子らと並ぶ1アンダー71の23位タイとまずまずの位置につけたが、首位の茂木とは6打差。逆転Vを飾るためにも、第2ラウンド以降の猛チャージは必須だ。

　尚、永久シードの不動裕理、06年賞金女王の大山志保、佐伯三貴、諸見里しのぶは欠場している。