17日、国内女子ツアーのヴァーナルレディースは福岡県の福岡センチュリーGCで第2ラウンドの競技を行った。前日2オーバー74で36位タイと出遅れた横峯さくらが、16番でイーグルを奪うなど3アンダー69をマーク。通算1アンダーで大場美智恵、イ・ジウ（韓）と同じ11位タイに順位を上げた。単独首位は通算8アンダーでイム・ウナ（韓）が堅守している。

　横峯が今季初Vに望みをつないだ。1番スタートのこの日、10番までスコアカード通りのプレーを続けると、11番で初バーディ。13番でボギーを叩き一歩後退したが、直後の14番ではバーディを獲り返す。圧巻だったのは1アンダーで迎えた16番。ツアー屈指の飛距離を誇る横峯が、得意としているパー5でイーグル奪取に成功。結局1イーグル、2バーディ、1ボギーの3アンダー69でホールアウトし、通算1アンダー11位タイに浮上した。トップとは7ストロークと大きな差。最終ラウンドでは横峯の猛チャージに期待したい。

　一方、初日から首位を走るイムは、2番でダブルボギーが先行するものの、上がり4ホールでスコアを3つ伸ばす粘りのゴルフを披露。6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71でラウンドし、通算8アンダーでリーダーボードの最上段を守った。今季すでに同ツアー3勝を挙げる韓国勢から新たなヒロインが誕生するのか？　注目だ。

　その他、首位のイムと2打差の単独2位に今季開幕戦を制した宋ボベ（韓）がつけ、2週連続Vを目指す福嶋晃子は通算4アンダーで馬場ゆかり、李知姫（韓）と共に3位タイの好位置をキープ。不動裕理が通算2アンダー7位タイ、この日スコアを1つ落とした古閑美保は、通算2オーバー。前日の24位タイから26位タイへやや後退している。