不動裕理が婚約発表後、初めて国内ツアーに参戦。昨年勝利を飾った大会で連覇を狙う。

　5日開幕の国内女子ツアー、meijiカップ（北海道、札幌国際カントリークラブ島松コース）は、昨年までの明治チョコレートカップが、同じ冠スポンサーで大会名を変えて開催するが、ディフェンディング・チャンピオンとして大会に臨む不動は、昨年までとは違う表情を見せるはずだ。

　昨年8月に知人の紹介で会った住宅関連会社取締役事業部長、湖中正秦さんと5月に婚約。7月はじめにはそのことがスポーツ紙で報道されたのだ。

　だが、不動本人は、エビアン・マスターズ、全英リコー女子オープンと海外を転戦しており、その間日本ツアーは試合がなかったため、まだ喜びの表情を日本で見せる機会がなかった。挙式予定は来年1月だが、婚約が明らかになったことで、これまでとは少し違う不動の魅力と、これまで同様の強さの両方が見られる最初の機会になりそうだ。

　不動らが留守の間にスタンレーレディスゴルフトーナメントで、第11ラウンド中にアルバトロスとホールインワン達成して優勝した有村智恵、同大会最終日にハーフの最少スコア「27」という新記録を叩き出した諸見里しのぶなど、国内で大暴れした面々も参戦。さらに、現在賞金ランキング2位の佐伯三貴、3位の李知姫ら今季好調組や、復活優勝を狙う大山志保らも出場し、北の大地で激戦が繰り広げられる。