国内女子ツアーのサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントは21日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に最終ラウンドの競技を行った。首位に5打差の単独2位からスタートした吉田弓美子が通算16アンダーまでスコアを伸ばして前日トップの表純子に追いつくと、プレーオフ2ホール目でバーディを奪い大逆転V。6月のニチレイレディス以来となる今季2勝目を飾った。

　表が後続に5打差をつけて迎えた最終日。独走状態が続くかと思われたが、この日の主役は吉田だった。前半、表がなかなかスコアを伸ばせない中、3つのバーディを奪って差を詰めると、11番、13番でバーディを奪取してついに単独トップに。その後、表の15番のバーディで両者が首位に並ぶと、上がり3ホールは互いにパーをキープしてそのままのスコアでホールアウト。決着はプレーオフにもつれ込んだ。

　18番で繰り返し行われたプレーオフ。サドンデス1ホール目は互いに譲らずパーとし、2ホール目に突入。両者2オンに成功して勝負はグリーン上へ。そして先に打った表がバーディパットを外したのに対し、吉田はピン奥からのロングパットをねじ込んで今季2勝目、ツアー通算3勝目を手にした。

　その他上位陣は、通算13アンダー3位タイにこの日ノーボギーの7アンダー65をマークした金田久美子と同じく7つスコアを伸ばしたアン・ソンジュ（韓）の2人。通算12アンダー5位タイに比嘉真美子、北田瑠衣、中村香織の3人が入った。

　大会ホステスプロの堀奈津佳は、連覇を狙った木戸愛、横峯さくら、一ノ瀬優希らと並び通算8アンダー21位タイ。賞金ランクトップの森田理香子はスコアを伸ばし切れず通算4アンダー49位タイだった。