国内女子ツアーのゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントは4日、岐阜県のみずなみCCを舞台に開幕した。注目の横峯さくらが、ノーボギーの7アンダー65と爆発。2位タイの古閑美保、諸見里しのぶ、土肥功留美の3人に2打差をつけ、第1ラウンドのトーナメントをリードした。

　女王獲りを宣言している23歳が、久々に快調なゴルフを披露した。今季は6月のニチレイPGMレディスまでに3勝を挙げたものの、それ以降は3日間好スコアを並べることができず、シーズン序盤戦より低迷。賞金ランキングでも諸見里に抜かれ、およそ1,400万円差の同ランク2位へ後退していた。

　しかし、この日は横峯らしい豪快なゴルフでポールポジションをゲット。立ち上がりの2、3番で連続バーディを奪うと、中盤に3つ、終盤にも2つスコアを伸ばし、初日のトーナメントレコードとなる7アンダー65を叩き出した。07年大会では、飯島茜にプレーオフで敗れて2位に甘んじた悔しい思い出もある。今大会で雪辱の白星を飾り、女王レースに弾みをつけたいところだ。

　その他、横峯と3打差の5位タイに同ランキング3位の全美貞（韓）、同4位の有村智恵、同8位の斉藤裕子、同10位の馬場ゆかり。3アンダー69の12位タイに同9位のイム・ウナ（韓）が続くなど、トップと4ストローク以内にビッグタイトルを狙える選手がひしめく混戦模様となっている。

　なお、ギャル系ゴルファーの金田久美子は、4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、21位タイ。ディフェンディング･チャンピオンの藤田幸希は、1アンダー71で33位タイとやや出遅れた。