国内女子ツアーのCAT Ladiesは21日、神奈川県の大箱根CCを舞台に開幕。ディフェンディング・チャンピオンの古閑美保が4アンダー69の好スコアをマークし、現在賞金ランキングトップの諸見里しのぶ、ツアー4勝の飯島茜と並び第1ラウンドのトーナメントをリードした。前週同ランク2位に後退した横峯さくらが1打差の4位タイに続いている。

　今季はケガの影響からやや不振に陥っていた女王が、久々に輝きを放った。スタートホールの1番で幸先良くバーディを奪った古閑は、安定したゴルフで12番までにバーディを積み重ねると、16番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、最終18番をバーディで締めくくり、5バーディ、1ボギーの4アンダー69でホールアウト。今季初めて首位（タイ）の座についた。手首を痛めて5月の中京テレビ・ブリヂストンレディスで棄権して以降、なかなか優勝争いに加わることができなかった古閑だが、昨季優勝した相性の良いトーナメントを制し、復活の狼煙を上げたいところだ。

　また、前週のNEC軽井沢72で今季ワースト（26位タイ）に終わった横峯は、好調なショットを生かして好位置を確保。5バーディ、2ボギーの3アンダー70で回り、福嶋晃子、若林舞衣子、三塚優子、李知姫（韓）ら実力者とともに4位タイから首位グループを追っている。

　その他、シーズン中盤から調子を上げてきた金田久美子が1アンダー72で14位タイ。ベテランの服部道子はイーブンパー73で22位タイ。賞金ランキング4位の全美貞（韓）は1オーバー74で31位タイと出遅れている。