ツアー初優勝を狙う面々が、実力者たちに立ち向かう。

　27日開幕の国内女子ツアー、ヨネックスレディスゴルフトーナメント（新潟県、ヨネックスカントリークラブ）には、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）を始め、今季2勝の不動裕理、佐伯三貴、金田久美子、朴仁妃（韓）ら今季好調の選手たちがずらりと並ぶ。横峯さくら、古閑美保、大山志保の歴代賞金女王も出場し、初夏の新潟で熱い戦いを繰り広げるが、これに挑むのが初優勝を目前にしている者たちだ。

　先週の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで単独2位に入った岡本綾子を師と慕う青山加織や同大会4位タイの木戸愛、今季2週連続でトップ10入りを果たしている藤本麻子らいつ勝ってもおかしくないと言われながら、なかなか勝利の美酒に手が届かない選手たちが、虎視眈々とツアー初優勝を狙っている。

　ツアーは相変わらず戦国時代の様相で、今季は4試合が中止になったものの、他の7試合で複数回勝っているのは不動ただ一人だけ。実力伯仲の試合が続くだけに、新たなヒロインの誕生に期待したい。