国内男子ツアーの今季初戦、東建ホームメイトカップは三重県の東建多度CC・名古屋を舞台に16日開幕。注目の17歳、石川遼は第1ラウンドをイーブンパー71でプレーし、29位タイにつけた。首位は6アンダー65の好スコアをマークした原口鉄也。1打差の2位でブレンダン・ジョーンズ（豪）が追う展開となっている。

　昨季大会で5位タイに食い込んだ石川が良いイメージの残っているコースでまずまずのスタートを切った。10番から出て12番でバーディが先行。16番でボギーを叩いた後、17番でスコアを1つ伸ばした。後半はノーバーディ、1ボギーで回り、イーブンパー71。昨季賞金ランク2位の矢野東、選手会長でディフェンディング・チャンピオンの宮本勝昌らと同じ29位タイで第1ラウンドを終えた。前週にはマスターズに出場。心身共に疲れが心配されるところだが、1年前以上の成績を目指したい。

　一方、昨季まで米国を主戦場にしていた丸山茂樹が日本ツアーに本格参戦。10番スタートで前半を2バーディ、ノーボギーでラウンドし、後半ではスコアを1つ落とした。1アンダー70でホールアウトし、近藤共弘他と並ぶ13位タイ。09年は米国で4試合に出てAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマで10位タイに入った。近年は故障に悩まされていたものの、良い状態で迎えた今季は活躍に注目が集まる。

　その他、4アンダー67の単独3位に高山忠洋、3アンダー68の4位タイに清田太一郎ら3人が続いている。星野英正は1オーバー72の47位タイ、藤田寛之、尾崎将司は2オーバー73の62位タイ。谷原秀人は6オーバー77と崩れ、113位タイと出遅れた。尚、マスターズで単独4位と健闘した片山晋呉、07年賞金王の谷口徹は出場していない。