国内女子ツアーのニチレイPGMレディス（茨城・美浦GC）は20日、第2ラウンドの競技を終了。前日5位タイの横峯さくらが5アンダー67をマークし、通算8アンダーで単独首位に躍り出た。2打差の2位に有村智恵。さらに1打差の3位タイで古閑美保、全美貞（韓）、森田理香子が続いている。

　横峯が3週間前の廣済堂レディスに続く今季3勝目に王手をかけた。前半に3バーディ、ノーボギーと安定したゴルフを披露すると、後半も11番から3連続バーディを奪取。17番でこの日唯一のボギーを叩いたが、「チャンスを作って良いパットをする。スコア的には60台を出そうと」というスタート前の狙い通り、5アンダー67でフィニッシュ。通算8アンダーでトーナメントをリードした。「首位を守りつつ、スコアを伸ばせたら良いと思う」と最終ラウンドに向けて語った横峯。現在賞金ランク首位に立っており、逃げ切りVを飾って後続を突き放したい。

　また、有村が優勝戦線をキープした。「2メートル以上のパットが一発も入らない。イメージも出なかった」とパットに苦しんだ中、1アンダー71にスコアをまとめ、通算6アンダー2位でホールアウト。廣済堂レディスではトップの横峯を3打差で追う2位で最終日をスタートしたものの、追いつくことはできなかった。「似たような展開が来ましたね」と語ったが、「自分のプレーに集中してやりたい」と横峯を特に意識する様子は見せなかった。最終日はパッティングの課題を修正し、逆転勝利を飾りたい。

　その他、通算4アンダー6位タイに昨季同ランク2位の李知姫（韓）、通算3アンダー9位タイに前日首位タイの新井麻衣がつけている。前週優勝の諸見里しのぶ、三塚優子、上原彩子、小俣奈三香は通算1オーバー25位タイ、アマチュアの竹村真琴は通算3オーバー41位タイで予選通過。しかし、ギャル系ゴルファーの金田久美子は通算5オーバー59位タイ、福嶋晃子は通算9オーバー84位タイで決勝ラウンド進出を逃した。