藍「67」で11位タイ浮上! 野村も好調キープ
2014年8月23日(土)午前9:32
米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンは現地時間22日、カナダのロンドン・ハント&CCを舞台に第2ラウンドを行い、34位タイからスタートした宮里藍が5アンダー67をマークし通算7アンダーで11位タイに浮上した。前日トップのリュウ・ソヨン(韓)が通算15アンダーで首位をキープしている。
パットに苦戦していた藍が、そのパットで会心のゴルフを見せた。2番でバーディを奪うと、後半に入って10番でバーディ。12番、15番、16番もバーディとし、この日は5バーディ、ノーボギーの5アンダー67で回り11位タイまで順位を上げた。8番パー3では、ティーショットをバンカーに入れ2打目でもカップから距離を残したが、ここからロングパットを決めパーセーブ。パットで流れを切らすことなく好スコアにつなげた。
不調が続き、最近も2週続けて予選落ちしていたが「自分の取り組んでいることが後2日できるのは大きい」と笑みがこぼれる。今季の最高順位はマラソン・クラシックの12位タイ。「明日からも楽しんでプレーしたい」。復調の兆しを見せた藍が、3日目以降はリラックスモードで今季最高位を目指す。
また14位タイで出た野村敏京も健闘した。4バーディ、1ボギーの3アンダー69でラウンドし藍と同じ11位タイ。この日は14ホール中、13ホールでフェアウェイをキープするなどティーショットが冴え上位キープにつなげた。ホールアウト後は「ボギースタート(4番でボギー)だったけど3アンダーで終わって良かった。明日は5アンダーが目標」と宣言。2週間前には単独4位に入っているが、今大会でも好調をキープしていることをうかがわせた。
その他の日本勢は、上原彩子が1アンダー71をマークし通算4アンダー34位タイで予選を通過すれば、有村智恵も1アンダー71で回り通算1アンダー70位タイのカットラインギリギリで予選を突破。しかし、宮里美香は通算イーブンパーで予選で姿を消している。
上位は、リュウがこの日も6バーディ、ノーボギーとミスのないゴルフで6アンダー66を記録し通算15アンダーと後続に5打差をつけトップをキープ。ダニエル・カン(米)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、チェ・ナヨン(韓)の3人が2位タイにつけた。なお、大会3連覇を目指すリディア・コ(ニュージーランド)は、通算5アンダーで24位タイとなっている。