海外女子
新人Y.ツェンがプレーオフでV! 桃子25位タイ
2008年6月9日(月)午前10:45
ルーキーのヤニ・ツェン(台)がプレーオフの末に、メジャーで米女子ツアー初優勝を飾る快挙を達成した。
同ツアーのメジャー今季第2戦、マクドナルドLPGA選手権最終ラウンド(現地時間8日、メリーランド州ハバー・ド・グラース、ブルロックGC)は、日に日に乾いて難しさを増すコースに上位陣が苦しみ、大混戦が展開された。中盤は今季限りで引退するアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が通算12アンダーまでスコアを伸ばし、メジャー11勝目を飾るかに思われたが、13番のボギーで後退した。
アニカと同じ通算10アンダーで出て、年間グランドスラムを狙うロレーナ・オチョア(メキシコ)も12、13番のボギーで失速。16番パー4では第2打が入りそうになり、起死回生のイーグルになりかけたが、決まらずに思わずコースに引っ繰り返って頭を抱えた。最終18番ではバーディを奪ったが、アニカと同じ通算11アンダー。プレーオフに1打足りずに揃って3位タイで大会を終えた。
実力者達を尻目に、この日4アンダー68で回った新人ツェンが通算12アンダーでフィニッシュ。15番パー5の第2打がクリークに入りかけながら、岩に跳ね返って2オンするラッキーを味方に、1アンダー71でプレーしたマリア・ヨース(スウェーデン)とのプレーオフに突入した。3ホールで決着がつかず、勝負は4ホール目の18番パー4にもつれ込んだ。
この日3度目となった18番、約3.5メートルとやや距離を残したヨースに対し、ツェンはファーストカットからの第2打を約1.5メートルにピタリとつけた。先に打ったヨースのバーディパットが外れたのを見たツェンは、しっかりとカップに向かってパッティング。ど真ん中から沈めてバーディを獲り、長い戦いに終止符を打った。右拳をかたく握り締めるガッツポーズで喜びを表し、19歳でのビッグタイトル奪取を決めた。
アジアンツアー、カナダツアーで経験を積んで、今季から米ツアーに乗り込んだツェン。今季は2位が2回と上位に進出していたが、初優勝がメジャータイトルとなった。この快挙に「夢が叶った。本当に信じられない」と、ニキビの残る顔に満面の笑みを浮かべて喜びに浸っていた。
一方、通算6アンダー12位タイから大逆転を狙った上田桃子は1番バーディと幸先の良いスタートを切った。だが、7番でパーパットを外すと、9番、10番で連続ボギー。通算4アンダーまでスコアを落とす苦しいゴルフとなった。それでも、12番と15番でチャンスにつけてバーディを奪うなど見せ場も作り、結局通算5アンダー25位タイ。メジャータイトルを手に入れる夢はお預けとなったが、また一つ大きな経験を積んだ。
「悔しい気持ちが強い。(優勝の通算12アンダーは)伸ばせないスコアじゃなかった。パットの差です」と、唇をかみ締める上田。「パットが昨日から悪くて途中から考えて、迷いが出てしまった。悔しいです。メジャーではいかにパットが大切かを再認識しました」と敗因を分析した。
しかし、「ショットは完璧に近いのに肝心のパットが入らなければスコアにならない。(3週後に迫った全米女子オープンまでに)調整して頑張ります」と次のチャンスへ前向きだった。
同ツアーのメジャー今季第2戦、マクドナルドLPGA選手権最終ラウンド(現地時間8日、メリーランド州ハバー・ド・グラース、ブルロックGC)は、日に日に乾いて難しさを増すコースに上位陣が苦しみ、大混戦が展開された。中盤は今季限りで引退するアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が通算12アンダーまでスコアを伸ばし、メジャー11勝目を飾るかに思われたが、13番のボギーで後退した。
アニカと同じ通算10アンダーで出て、年間グランドスラムを狙うロレーナ・オチョア(メキシコ)も12、13番のボギーで失速。16番パー4では第2打が入りそうになり、起死回生のイーグルになりかけたが、決まらずに思わずコースに引っ繰り返って頭を抱えた。最終18番ではバーディを奪ったが、アニカと同じ通算11アンダー。プレーオフに1打足りずに揃って3位タイで大会を終えた。
実力者達を尻目に、この日4アンダー68で回った新人ツェンが通算12アンダーでフィニッシュ。15番パー5の第2打がクリークに入りかけながら、岩に跳ね返って2オンするラッキーを味方に、1アンダー71でプレーしたマリア・ヨース(スウェーデン)とのプレーオフに突入した。3ホールで決着がつかず、勝負は4ホール目の18番パー4にもつれ込んだ。
この日3度目となった18番、約3.5メートルとやや距離を残したヨースに対し、ツェンはファーストカットからの第2打を約1.5メートルにピタリとつけた。先に打ったヨースのバーディパットが外れたのを見たツェンは、しっかりとカップに向かってパッティング。ど真ん中から沈めてバーディを獲り、長い戦いに終止符を打った。右拳をかたく握り締めるガッツポーズで喜びを表し、19歳でのビッグタイトル奪取を決めた。
アジアンツアー、カナダツアーで経験を積んで、今季から米ツアーに乗り込んだツェン。今季は2位が2回と上位に進出していたが、初優勝がメジャータイトルとなった。この快挙に「夢が叶った。本当に信じられない」と、ニキビの残る顔に満面の笑みを浮かべて喜びに浸っていた。
一方、通算6アンダー12位タイから大逆転を狙った上田桃子は1番バーディと幸先の良いスタートを切った。だが、7番でパーパットを外すと、9番、10番で連続ボギー。通算4アンダーまでスコアを落とす苦しいゴルフとなった。それでも、12番と15番でチャンスにつけてバーディを奪うなど見せ場も作り、結局通算5アンダー25位タイ。メジャータイトルを手に入れる夢はお預けとなったが、また一つ大きな経験を積んだ。
「悔しい気持ちが強い。(優勝の通算12アンダーは)伸ばせないスコアじゃなかった。パットの差です」と、唇をかみ締める上田。「パットが昨日から悪くて途中から考えて、迷いが出てしまった。悔しいです。メジャーではいかにパットが大切かを再認識しました」と敗因を分析した。
しかし、「ショットは完璧に近いのに肝心のパットが入らなければスコアにならない。(3週後に迫った全米女子オープンまでに)調整して頑張ります」と次のチャンスへ前向きだった。