松山、後半の失速で64位タイ発進 日本勢トップは藤田の41位タイ
2015年7月17日(金)午前5:16
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(写真提供:Getty Images)
米男子ツアーの今季メジャー第3戦、全英オープンゴルフ選手権が現地時間16日、スコットランドのセントアンドリュース・オールドコースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。1アンダー71でラウンドした藤田寛之が日本勢トップの41位タイに立つ中、松山英樹はイーブンパー72で64位タイ発進となった。
メジャー初戦からの3連勝を狙うジョーダン・スピース(米)、そしてこの日トップに立ったダスティン・ジョンソン(米)との最注目組でのプレーとなった松山は、出だし1番から幸先良くバーディ発進に成功。3番パー4でも2打目をピンそばに寄せて1つスコアを伸ばすと、迎えた5番パー5では2オンからイーグルこそ逃すもこの日3つ目のバーディを奪い、ノーボギーの3アンダーで前半を折り返す。
しかし、前半6番以降にチャンスを生かし切れなかった影響からかバックナインでは最初の10番でこの日最初のボギーを叩く。そこから14番でも1つスコアを落とすと、直後の15番パー4では短いパーパットを外して連続ボギーとし、18ホールを通じて3バーディ、3ボギーでのホールアウトとなった。
前半の貯金を後半で一気に失う歯がゆいラウンドとなった松山だが、フェアウェイキープ率が9割を超えるなどショットは概して好調だった。2日目はトップと7打差からのスタートとなるが、今季マスターズで単独5位に入ったような大舞台での強さを明日以降に見せてくれるだろうか。
昨季国内賞金ランキング2位の藤田は、2番、5番のバーディで前半を2アンダーで折り返す。迎えた後半は14番でこの日最初のボギーを叩くと以降は最終18番までパープレーを続け、2バーディ、1ボギーでホールアウト。1アンダー71と日本勢唯一のアンダーパーで初日の競技を終えている。
昨季国内賞金王の小田孔明は立ち上がり2番からバーディを先行させると、迎えた6番から3連続バーディを奪う。4アンダーでの折り返し後、後半出だし10番のバーディで一時5アンダーとするも、そこから16番のダブルボギーなどで6つスコアを落とし、5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で87位タイに入った。
今大会初出場の富村真治は小田と並ぶ87位タイ。昨年の日本オープンゴルフ選手権競技を制して今大会出場を決めた池田勇太は、4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74で109位タイにつけた。今大会4度目の出場となる高山忠洋は3オーバー75の127位タイとなっている。
13年ぶりの全英オープンを戦う手嶋多一は、難関17番でのトリプルボギーが響き、4オーバー76で139位タイと出遅れ。前半をイーブンパーで終えた岩田寛は、後半11番からの5ホールで6つスコアを落とす大乱調。4バーディ、7ボギー、2ダブルボギーの7オーバー79で151位タイに沈んでいる。
松山とともに回ったジョンソンが7アンダー65の単独トップ。メジャー3連勝を目指すスピースは5アンダー67で8位タイと好位置につけた。
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