フランスの新鋭ミッシェル・ロレンツォ-ベラがトップを快走している。

　欧州、アジア両ツアー共催のボルボ中国オープンは、オリンピックでわく北京の北京CBDインターナショナルGCを舞台に現地時間の18日、第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンド首位発進のロレンツォ-ベラが7バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの3アンダー69で回り、通算8アンダーで単独トーナメントリーダーの座をキープした。

　1打差の2位タイにリチャード・フィンチ（英）とダミアン・マッグレイン（アイルランド）が続き、この日6アンダー66と爆発したオリバー・ウィルソン（英）が通算6アンダーで、前日の28位タイから単独4位に順位を上げた。またディフェンディング・チャンピオンのマーカス・ブリアー（オーストリア）もスコアを3つ伸ばし、通算4アンダーで初日の18位タイから5位タイに浮上している。

　ツアーで初めて単独トップで第2ラウンドを迎えたロレンツォ-ベラは「緊張して昨夜はよく眠れなかった。ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう、と心配ごとばかりが浮かんできて…」と初々しいセリフを口にした。序盤2つのバーディを奪ったあと、5ホール目でティーショットを大きく曲げて林に打ち込みダブルボギー。流れが途切れたかに思われたが、その後は持ち直して単独首位を守ると「最高にハッピー！」と相好を崩したロレンツォ-ベラ。今季はトーマス・レベ（仏）とグレゴリー・ボーディ（仏）がすでに優勝を飾っており、好調のフランス勢の背中を追いかけ、昨年のチャレンジツアー（下部ツアー）賞金王がツアー初勝利を狙う。