堀琴音が国内女子メジャーの日本女子オープンゴルフ選手権競技（兵庫県／チェリーヒルズゴルフクラブ）でメジャー初制覇、ツアー通算3勝目を飾った。

―2016年大会は単独2位だった

　あの試合でよくも悪くも堀琴音という名前を知って頂き、それはすごく嬉しかったですが、そこから一度シードを落として、アプローチもパッティングも入らなかったり、本当に苦しかったです。でも、そこから初優勝して、ちょっとメジャーで優勝を目指してもいいかもと思い始め、9年越しに、しかも高校時代から大好きなオープンで優勝できて嬉しく思います。

―勝因は

　9年前は17番で2オンを狙って、そこから刻んでパーを獲れる精度がなかったのが、勝てなかった要因だと思います。なので（今回は）17番でパーを獲れた時に少しだけ自信になったというか、大きいなと思いました。

―ウイニングパットを決めた瞬間

　涙が出ると思っていましたが、やっぱり嬉しさの方があって、笑顔になりました。

―9年前の自分に声をかけるとしたら

　もっとしっかり練習しなさいと言いたいです。

―9年前の優勝争いを振り返って

　一喜一憂しかなかったと思います。20歳で若かったですし、あの時は勢いでやっていました。

―9年前と比べて成長した部分は

　9年前は地に足もつかないですし、手もあまり動かなかったですが、今回は4日間とも良いパットが打てたので自信になりました。

―夫と喜びを分かち合った

　優勝カップで2ショットを撮りたいと言われていました。主人も（結婚して）成績が下がったと言われたくなかったと思いますし、今日こそ絶対に勝ちたいと思いました。

―日本女子オープンが持つ独特な雰囲気

　4大会あるメジャーの中でも一番独特だと思っています。決勝から2サムですし、アマチュアの選手がたくさん出ているというのもあります。私はナショナルチームに選出されていたので、心の中で少しホームという気持ちがありますし、ジュニア時代にお世話になった人にたくさん会えますし、すごく大好きな試合です。

―次の目標は

　他のメジャーも獲りたいと思っています。今季はあと（LPGAツアーチャンピオンシップ）リコーカップなので、優勝を目指して頑張りたいと思います。

（写真：Getty Images）