金澤志奈が国内女子ツアーのソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会（茨城県／大洗ゴルフ倶楽部）で、通算10アンダーで並んだ桑木志帆とのプレーオフを制し、地元開催のメジャー大会でツアー初優勝を飾った。

―地元開催のメジャー大会でツアー初優勝

　今年に入ってから優勝争いを何回かして、最終日が課題でしたが、伸ばせるようになって、ちょっと自信がついてきたというのはあります。どの試合でもいいので優勝したかったです。（初優勝が）地元のメジャーと重なって嬉しく思います。

―優勝して涙が込み上げた

　毎日苦しい18ホールだったので、プレーオフも緊張していました。その緊張がちょっとほぐれ、やっと勝てた嬉しさと、ジエさんが待っていてくれていたので、込み上げるものがありました。

―師匠・申ジエ選手の前で優勝

　優勝が一番の恩返しだと思っていて、優勝できたことは本当に良かったです。まだまだジエさんには追いつかないですが、もっともっと頑張いきたいです。

―申選手からの言葉は

「おめでとう。自分の優勝で泣いたことないのに泣いちゃった」と言っていました。

―今季のメジャー初戦は申選手、第2戦は金澤選手が優勝

　サロンパスカップの時は私も感激して、奮い立つものがありました。いつも刺激を頂き、私も絶対に勝ちたいという思いは、特に今年は強くあったので、ジエさんに続いてメジャーで優勝することができて本当に嬉しく思います。

―優勝した喜びを共有したい人は

　金愛淑（キム・エースク）プロです。今まで育てて頂きましたし、出会わなかったら今の私はないかなと思います。

―申選手に習い始めたキッカケ

　金プロのところに中学2年生の時くらいに通い始めて、そこの合宿にジエさんも参加されていました。それが出会いで、ここ3年はオーストラリアで一緒に合宿を組んでもらっています。

―申選手から学んだことは

　この3年で体の強化を一番に教えて頂きました。小技も教えて頂きましたし、ジエさんのたくさんの引き出しの中から、私も盗み見て、得るものがたくさんありました。

―成長した部分は

　基本的に今までは守りのゴルフで、飛ばないですし、ショットにも自信がないですし、安全な方を狙っていくタイプでしたが、若い選手がたくさん出てきた中で、そういうスタイルは通用しないと思いました。ショット、体力に自信がついてきたので、最後まで攻めのスタイルでいけたのが良かったです。

―次の目標は

　複数回優勝を今年中にできたらいいなと思ってます。

（写真：Getty Images）